2012年7月アーカイブ

それ自身は、エネルギー源にはならなくても、動物体の構成要素として、生命維持やからだの成長に不可欠なものが、ミネラルやビタミンです。

これらの生理学的なはたらきについては、研究が日ごとに進み、いろいろなことがわかっています。

高橋ナツコ(ペットシッター)

手近な雄犬を相手犬とするのは成功率が悪いですから、種雄を選ぶほうがいろいろな点で得策といえます。

メリットのいくつかをあげてみますと、

・交配の失敗がない。

・遺伝的なことがある程度わかっているので子犬に期待が持てる。

・名の通った種雄であれば、子犬にも価値がでるので分譲するときに何かと有利になる。

高橋ナツコ(ペットシッター)

犬のからだの水分は約六〇パーセントとされており、その他はほとんど蛋白質でできています。

筋肉やすべての臓器はもとより、胆汁と尿を除くすべての体液、爪や被毛、骨でさえも、蛋白質を主とする構材の上にカルシウムが沈着してできあがっています。

食事の中の蛋白質は、消化されてアミノ酸に分解され、再び動物体の蛋白質を作るのに利用されるわけですから、牛肉などの蛋白は、栄養上、良質の蛋白質と考えてよいわけです。

しかし、蛋白質一五グラムをとるためには、牛肉の場合は、およそ八〇グラム、鶏肉では七○グラム、レバーでは八〇グラム、まぐろ赤身では六〇グラム、焼き豚の場合では三〇グラムが必要であることからわかるように、肉類の水分含有量を頭に入れておくことがたいせつです。

さらに、肉類で問題にしたいことは、発育中の子犬や幼犬には、特に重要であるカルシウムと燐の比率です。

カルシウムと燐は一・二対一・○の割合で補給されるのがよいことは定説になっていますが、鶏肉一〇〇グラム中のカルシウムは四ミリグラム、燐は二七九ミリグラム、牛肉ではカルシウム六ミリグラム、燐二一四ミリグラムと、それぞれ一対七〇、一対三六と燐が極端に多いことがわかります。

そのうえ、カルシウムの吸収に必要なビタミンDの補給もなく、このビタミンの吸収に必要な脂肪の与え方も少ないとなれば、からだに変調があらわれないのが不思議なくらいです。

ポメラニアンなどの、超小型犬のブリーダーの中の一部に、鶏のささ身信奉派がいて、そう佃いう人たちに育てられた子犬の中に、ほんの二・○センチほどの膝の上から床に飛び降りただけで骨折してしまうような犬がみられるのは、研究不足というより、無知としかいいようがありません。

高橋ナツコ(ペットシッター)
ビタミン類は、熱で破壊されやすいことは常識になっています。

特に、ビタミンCは分解しやすいビタミンの一つです。

犬は、ビタミンCを体内で合成しますので、栄養として人で重要視されるように、補給する必要は、まったくありません。

キャベツをきざんで、やわらかく煮て犬の食事に混ぜるという方法は、犬の栄養学からいいますと、まったく無意味です。

強いて擁護するとしても、野菜の繊維が腸を適当に刺激して消化を助けることがあるとか、便秘を予防する効果があるという程度のことでしょう。

青野菜の中のビタミンAなども、肉やレバーや乳製品などから補給できますから、野菜不要説は根拠のあるものなのです。

高橋ナツコ(ペットシッター)
犬は肉食獣タイプで、炭水化物の消化は、苦手であるというのが定説になっています。

犬の炭水化物の最少要求量については確かなデータがありませんが、脂肪と蛋白質があれば、炭水化物がなくても生命維持が可能なことがわかっています。

しかし、血液や組織液にブドウ糖を供給し、すぐ利用できるエネルギー源として炭水化物は重要であり、授乳中の雌犬では、乳糖や乳蛋白、脂肪を合成するうえで、血液中のブドウ糖がおおいに利用されていることなどからも、最近では、代謝されるエネルギーの三〇パーセントを、炭水化物として補給するとよいといわれています。

多量の乳糖や、なまの澱粉は消化が悪く、下痢をする例がありますが、澱粉も加熱すれば十分消化することが確かめられていますので、ドッグフードの中には、消化され、利用されやすい形で炭水化物が六〇~七〇パーセント含まれています。

高橋ナツコ(ペットシッター)
犬の体重一キログラム当たりのカロリー(エネルギー)必要量は、犬の大きさに反比例することがわかっています。

たとえば、体重五キログラムの小型犬では、一キログラム当たり九〇キロカロリーですから、一日四五〇キロカロリーとなりますが、その一〇倍の体重五〇キログラムの超大型犬では、一キログラム当たり四九キロカロリーと、体重キログラム当たりのカロリーは、だいたい半分でよいことがわかります。

しかし、これらのことは運動量とも深い関連があり、年齢や犬種の差も認められます。

高橋ナツコ(ペットシッター)
少なくとも愛玩犬を飼おうとしている方でしたら、犬をテーブル・スクラップ(食卓のおあまり)で間に合わせようということはないでしょう。

私の接する多くの評判の良い愛犬家は、家族の鍋釜と区別せず、犬のために買った肉や魚のおあまりを、人間の食卓にのせるという人が少なくないのですが、果たして、栄養学的に犬に向いているのかどうかという点になると、いささか不安があるのが事実です。

犬の正しい栄養とは、単に犬が生命を維持できればよいというのではなく、正常に発育し、長年にわたって健康であり、健全な子孫を繁殖しえるようでなければなりません。

このことは、愛犬家の誰もが希望することなのですが、経験主義や誤った考え方、人の栄養学の受け売りなどで、それに従っている犬たちには、迷惑なことになっている例が少なくありません。

犬の栄養要求量については、先進国アメリカの研究が最も権威あるものとして世界的に評価され、応用されています。

高橋ナツコ(ペットシッター)
先史時代はともかく、日本人は農耕民族で、菜食主義者の集団のような食生活であったわけですから、その風土で飼われていた日本の犬たちは、人間の食事のおあまりを頂戴して生きていました。

現在でも、日本犬の飼育者の中には、ご飯と味噌汁と魚のあら、煮干しなどがよいといって頑固に守っている人もいるようです。

ドッグフードが日本で販売されはじめた当初、柴犬に与えたところ、オーバーサイズ(標準体高より大型の犬)の犬が多くでて、日本犬にはお米がよい、と主張する声も聞かれたことさえありました。

犬は雑食性であるといわれるところですが、口からはじまって直腸に至る消化器の構造は、オオカミなどと同じ肉食型を示しています。

犬の歯は、草食獣や人の歯のように、食べ物を咀しゃくするタイプの歯型でなく、先端がとがっていて、獲物をくわえて、肉や内臓をくいちぎるのに適した型をしています。

「うちの犬は、食べ物を噛まずに丸のまま飲み込んでしまうので消化が悪いのではないか」と心配する人がいますが、この食べ方が肉食獣特有のもので、犬の唾液には消化酵素がないか、あるいは、ごくわずかしか含まれていないので、唾液は食べ物が飲み込みやすいような役目しか果たしていないのです。

食道が胃に食べ物を送り込む嚥下運動は、かなり強力で、また、拡張力もあるのは、中型犬が、ゴルフボールやトウモロコシの芯などを飲み込んでしまう例からも想像されるでしょう。

犬の胃は人の胃と形は似ていますが、からだの割には大きく、収容能力は全消化管の六〇パーセント以上とされており、病的に拡張したときには、腹腔のほとんど半分を占めるほどにもなります。

胃液も胃酸の分泌量も多いのですが、胃内での消化酵素の作用は比較的弱い傾向にあり、前日食べたものが翌日ほとんど不消化で、そっくり嘔吐されることでもわかります。

肉食獣タイプの消化管の特徴として、全長が短く、体長の五~六倍ということが例に出されますし、蛋白質や脂肪の消化力にくらべ、炭水化物の消化はにがてであることも、よく引き合いに出されることです。

高橋ナツコ(ペットシッター)

妊娠犬の手入れ(高橋ナツコ)

受精卵子が、浮遊しながら子宮壁に落ちつくことを"着床"といいますが、この着床は、交配後約3週前後ですが、この時期は、妊娠犬、胎子ともにたいせつな時期です。

入浴は交配前後、入浴させていない犬は、交配後10日ぐらいまででしたら、入浴させてもいいでしょう。

また、着床時期をさけ、妊娠中期以降でしたら1回ぐらい入浴させて、出産に備えておくのもよいでしょう。

妊娠犬にも適度の運動を行なわせ、ブクブク肥満することを防ぎます。

とくに分娩が間近になると、体が重くて、運動をいやがる犬も少なくありません。

妊娠時に運動させることは、妊娠に運動が必要なのと同様、体力増進と陣痛微弱や難産を防ぐことにも役立ちます。

高橋ナツコ(ペットシッター)
出産予定日が近づいたら、いつ、赤ちゃん犬が産まれてもいいように、出産に必要な用具をそろえておきます。

産み箱のほか、消毒用アルコール、脱脂綿、古タオル(ポロ切れ)、ガーゼ、糸、はさみ、新聞紙、ティッシュ・ぺーパー、バケツ、ビニール袋、温湯、赤ちゃん犬用の暖房器具(ペット・ヒーター)、保温箱などが必要です。

はさみは、母犬が子犬のヘソの緒を切らないときに、切ってやるためのものです。

なるべく新しいものを用意し、消毒薬でよく消毒しておきましょう。

また、ガーゼは少し多めに用意しておくと便利です。

手やはさみなどを消毒したり、汚れをふきとったりするのにも使います。

また胎児が出にくいときに、胎児にかぶせて引き出します。

高橋ナツコ(ペットシッター)
交配後のメス犬は、しばらく安静にしてやり、神経を落ちつかせてから、つれて帰るようにしましょう。

車や電車に長く乗せるような場合は、できるだけ1泊させて、翌日帰るようにしたいものです。

交配直後に、多量の精液が外にでることがありますが、これには精子が含まれていませんので、心配ありません。

精液は3層に分かれて射出され、初期の第1層には精子はほとんど含まれていず、第2層が妊娠には重要な部分です。

メス犬から流出するのは、精子の含まれない第3層であることが多いので、問題ありません。

交配時間と妊娠率については、連結(タイアップ)している時間が5分前後であれば、ほぼ成功と考えられます。

高橋ナツコ(ペットシッター)

交配する場所(高橋ナツコ)

いよいよ、交配の時期がきたら、相手のオス犬のいる家につれていきます。

交配の日時などは、あらかじめ相手の家へ電話連絡などをして決めておいた方がよいでしょう。

輪送の方法なども考えます。

歩いて行ける距離であれば、問題はないのですが、遠ければ車の用意がいります。

酔いやすい犬の場合は、とくに心配です。

道中は、窓を開けるとか、歩行も静かにして、あまり凸凹のはげしい道は避けるべきです。

食事も、いつもよりやや早めにし食後の休息を十分行なうようにします。

なお、排泄は、家を出る前に必ずさせ、交配の前に、軽い散歩を行なうなど、細かい心配りをしてあげるようにしてください。

高橋ナツコ(ペットシッター)

交配のチャンス(高橋ナツコ)

よい子犬を産ませるには、オスとなる相手をあらかじめ決めておくのがふつうです。

相手のオスが未経験、こちらも未経験では、交配成功率が低くなるからです。

交配は出血後7日~10日ぐらいで出血の色が薄くなってきますから、この時期にオス犬を迎えるようにします。

なお、交配には、交配料や、子分けの習慣があります。

オス犬側に支払う値段のことや、また、万一交配しても妊娠しない場合などをあらかじめ決めておくことが大切です。

子分けは、犬の繁殖に関する用語で、交配料の代わりに、優秀な子犬を1頭上げて、代替させてもらうという方法です。

最近は、話し合いで交配料を支払う場合の方が多くなっています。

高橋ナツコ(ペットシッター)
メス犬が、性的に芽生えて来る時期は、小型犬種の方がずっと早く、およそ生後7~10か月(中・大型犬は8~12か月)ぐらいで発情するのがふつうです。

しかし、発情したからといって、時、場所、相手なども選ばず、オス犬を迎えてやるのは考えものです。

しかも血統書付きのメスは、むやみにほかの犬と交配させるわけにはいきません。

きちんとその犬種の優秀なオス犬を探すことが先決です。

犬の発情期は、ふつう年2回、犬種により1~2か月のずれはありますが、6か月に1度おとずれ、一般的には第1回の発情では交配を見送り、第2回目の発情から交配させる習慣になっています。

高橋ナツコ(ペットシッター)

メス犬を飼っている人は、いっしょに寝てやってもよいくらいのかわいがりようでも、さて繁殖となると、ちょっと戸惑う方も意外に多いようです。

しかし愛犬の性格や素質がよかったり、あまりめんどうもかからないようだったら、子犬を産ませて母親の体験をさせたりすると飼い主もまた、別な、新しい楽しみがあるというものです。

高橋ナツコ(ペットシッター)
ビタミンは、赤ちゃん犬時代から欠かせない栄養素ですが、とくにグングン発育する子犬には必要です。

ビタミンは、人間の体と同様、体力の増強、機能調節のためには必要で、これが不足すると、いわゆるビタミン不足で食欲不振、機能障害を起こしますから、とくにビタミンA、B、民、Dの含まれたものをとるようにします。

子犬が好きな市販の食品には、これらのビタミンが含まれて作られてはいますが、しかしーつの食品で全部これをまかなえるわけではありません。

牛乳や鶏卵には、これらのビタミンが多く含まれています。

良質の牛や鶏のレバー、乳製品などを組みあわせて与えれば、子犬は、喜んで食べますし、十分なビタミン食品といえます。

高橋ナツコ(ペットシッター)

湿疹(高橋ナツコ)

犬が、自分の体をかじったりなめたりする場面を見ることがありますが、これは、皮膚の一部分が赤くなった、いわゆる湿疹部分の保護を意図してなめているのです。

犬の湿疹は、急性、慢性のものがありますが、不適当な食事、たんぱく質の不足、ノミの寄生皮毛などによって湿疹が発生し、皮膚の一部がはげたり、灰色、黒色になったりします。

湿疹になったら、ふつう、患部周辺の皮毛を短かく切り、抗ヒスタミン・クリームをぬるか、抗アレルギー剤・ビタミン恥、残剤などを飲ませます。

光線治療の方法もありますが、これは獣医師のところで行ない、できれば、毎日のブラッシングなどで犬の体をいつもきれいにしておくことです。


高橋ナツコ(ペットシッター)
この病気は、肛門部がかゆくなるため、お尻を床や地面にゴシゴシこするくせが出てきますが、しつけが悪くてこうなった、などと軽視してはいけません。

手入れの行き届いた犬には、ノミなどめったにつきませんが、たまたま犬の体に条虫の寄生したノミが付着、これを犬がかむことによって感染するわけですから、いわば、ノミと犬の戦いです。

図体の大きい犬が、ノミの猛襲でやられる悲劇とでもいえましょう。

したがって、この病気の予防は、ノミを付着させないことが先決です。

そして、条虫の虫卵は排便のときに外に出るものなので、その処理もたいせつです。

犬条虫は、直接には、犬の生命にかかわることはありません。

高橋ナツコ(ペットシッター)
アメーバのような原虫で、これにかかると、食欲も落ちてきますし、貧血となり、歯肉や結膜が、薄い桃色状になります。

この病気の原因は、犬の大便中に排泄されたコクシジウム原虫の虫卵にあたるものが、便と共に出て、これが長期にわたって地中にとどまっていて、口の中に入って感染という経路です。

したがって他犬の便は、ぜったいに口にしないように気をつけなければいけません。

と同時に、犬舎の周囲は、いつもきれいにしておきます。

また、もしかかったら、早く獣医師のところにつれて行き、原虫を殺す薬や腸内の有害細菌を殺す薬などもらってきて、早く処理することです。

高橋ナツコ(ペットシッター)
いわゆる十二指腸に群がる十二指腸虫ともいいます。

成犬では、体力、抵抗力が共にありますから、少しぐらいは耐えることもできますが、子犬の場合には、命とりになります。

鉤虫は、虫卵が口中に入ったり、ときには、子犬の口や足裏の皮膚などから感染することもあります。

鉤虫が子犬の体内に入ると、いくら食べてもやせてきますし、下痢便、ときには血便症状を起こし、貧血状態になります。

予防には、排便を早く処理することが肝心です。

もし、検便などで発見したら、獣医師のもとで注射してもらうのが安全です。

下痢する子犬にはハチミツを加えたぬるま湯を与え、栄養価の高いものを食べさせるようにしてください。

高橋ナツコ(ペットシッター)
子犬のおなかの中には回虫が、100%いる、といっても過言ではありません。

回虫が寄生すると、よく食べる割には体重もふえず、虫の毒素で腸がいためられ、下痢、粘液便があり、また、口の中が臭います。

回虫は、子犬の世界では病気の顔役なのですから、飼い主も、子犬の生後6か月ぐらいは、回虫との戦いといってもよいでしょう。

回虫の駆除の方法は、市販の駆虫剤を飲ませることですが、これは生後2週間目ごろに1度飲ませ、以後、半年間ぐらい、毎月1度は行なうようにします。

回虫を少なくするには、常に食器、保育箱、環境をきれいにしたり、排便なども早く処理することが肝心です。

高橋ナツコ(ペットシッター)
ジステンパーは、ひところ、人間のハシカみたいに、必ず通過する病気と考えられていましたが、現在は、予防ワクチン接種の普及により、この病気で犬の生命をうばわれることが少なくなりました。

症状は、高熱、食欲減退、目やにが出たり、せきをしたりなど、いろいろですが、生後3か月ごろ、獣医師と相談して、必ずワクチン接種を行なうようにしてください。

生ワクチンといっても1度の接種で終生ジステンパーにかからないというわけではありませんから、1度接種したあと、1年ぐらいたったら、もう1度接種することが安心です。

また、病犬にさわった手や衣類は、消毒するようにしてください。

高橋ナツコ(ペットシッター)
犬の病気にも、おどろくほどさまざまな病気があります。

犬の生命をうばう伝染病、急性胃腸炎、栄養不良、消化器病、見さかいなくかみつく狂犬病など、考えれば限りがありませんが、しかし、1日中犬の病気に神経をすり減らしてもいられません。

まず、病気になってから、治療することより、転ばぬ先のつえと同様、ならぬ前の予防が先決です。

犬の病気で、他人に迷惑がかかる場合もありますから、常に管理に注意して、病気にかからせないことを考えましょう。

高橋ナツコ(ペットシッター)

脈拍で知る(高橋ナツコ)

病気を早期に見つけ、早期に治療することが、犬の健康を維持するうえで重要ですが、犬の脈拍なども、よく知っておくことがたいせつです。

脈拍は、犬の後ろ肢の内側に手を当てて測ります。

健康時には1分間にいくつあるかを記憶おきましょう。

子犬の脈拍は、ふっう90~120ぐらいで、成犬になるとこれよりやや減って、70~100ぐらいです。

これより多かったり少なかったり、また、その変動がはげしい場合は、病気と疑ってみるべきです。

犬の病気も、特別な病状を除いては、人間の病気とよく似ています。

犬はものをいえません。

日ごろから観察し、犬の病状を察知してあげてください。

高橋ナツコ(ペットシッター)
犬が寝ているときに、ときどきピクピクと体を動かす場合がありますが、1、2日注意してようすを見てください。

けいれん、ひきつけは、いろいろな原因が考えられますが、暑いときに日射病や熱射病にかかり、体全体がけいれんしたりする場合があります。

てんかんなども考えられますが、発作が、一過性で、すぐケロりとするようであれば軽症ですが、発作の回数がふえたり、反対に間隔が短くなって、度々ひき起こすようでしたら重症とみなしてよいでしょう。

いずれにしても、けいれん、ひきつけは、見ている飼い主にとっても、やりきれないです。

早期診断、処置を強調します。

高橋ナツコ(ペットシッター)

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