2015年12月アーカイブ

注射の受けさせ方(高橋ナツコ)

すべての犬は、生後三か月たつと一年に一回、狂犬病の予防注射を受けることを義務づけられています。

このほかにも、ジステンパーや伝染性肝炎などの予防注射がありますが、犬は人間以上に注射がきらいです。

獣医師の前で必要以上におびえ、暴れようとします。

これは、正攻法で押さえつけてみても体の振動までは、止められず、危なくて注射をすることができません。

この犬を手なずけるには、まず"スワレ"の姿勢をとらせ、両手を使って犬が最も快感を覚えるのどと胸をなでます。

犬はこの快さに、次第に不安感と警戒心をなくし、うっとりして後足をばたつかせます。

この動きを目安に、背後から注射をしてもらうわけです。

高橋ナツコ(ペットシッター)

ルールを教えよう

犬との生活を楽しむということは、しつけにかかる、時間や努力をおしまず、犬としっかりと向き合って暮らすことなのです。

犬が言い付けに従わなかったり、悪いことをしたりしたときには、その行為が終わらないうちに、または終わった直後に厳しくしからなければなりません。

時間がたってからでは効果がありません。

しかる言葉の「イケナイ」も、特に「ナイ」に力を入れて、いけないことをしたときの報いの不快さを痛切に感じさせます。

しかし、即座にしかれない場合もあります。

例えば、はき物の片方をどこかへくわえていったときなど、その片方が見つかるまでしかれません。

この場合は、見つかった所で「イケナイ」としかり、見つかった物で犬の口もとを強く打ちます。

高橋ナツコ(ペットシッター)

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りっぱな犬舎を与えても、入りたがらず抵抗します。

むりやり押し込んでも、当初しばらく、出たがってわめいたり暴れたりします。

しつける者にとっては、ここが我慢のしどころです。

たやすく妥協するようなことがあってはなりません。

"かわいそうだから"または"うるさいから"と、中途で解放してしまうと、犬は感謝するのではなく、かえって増長するだけです。

以後、何事にしても、うるさく抵抗すれば、自分の思いどおりになると、ヘンな自信をつけてしまうのです。

犬に負担を感じることなく、犬とごく自然に家族として暮らすためには、どうしても、犬の身勝手な行動やわがままを改めさせる必要があります。

犬の悪癖がどうしてもなおらないからと、放っておいては、だんだん犬を足手まといに感じるようになるでしょう。

それは、犬のせいではなく、飼い主のしつけ方が悪いのです。

高橋ナツコ(ペットシッター)

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