■ブラッシングは、小さいうちから習慣に
猫の全身のブラッシングは、慣れていないといやがって暴れたりします。
子猫の時から習慣をつけておくことが大事です。
最初は首の周りやのどの付近など、猫が喜ぶ所から始めて徐々に全身へ、というふうにするのがいいでしょう。
■深爪はダメ
どんなに爪とぎをしている猫でも、爪切りは必要不可欠。
そのままだと、じゃれたときに相手を傷つけてしまいます。
指の部分を押して爪を出し、深爪しないように注意して先端の透明な部分1~2㎜くらいをカットします。
爪は前肢の方が早く伸びます。
できれば2週間に1回の割合で定期的にカットしてあげましょう。
高橋ナツコ(ペットシッター)
■猫の天気予報
昔から、猫がやたらと顔を洗うと間もなく雨、顔を洗っていて前足を耳の後ろにもっていったら明日は雨、などといわれます。
猫が顔を洗うのは、何らかの変化を感じて不安になり、それを静めるためですが、猫の耳の毛は敏感で空気中の湿気の変化も感知するので、昔のことわざも全くのウソとはいえません。
また低気圧が近づくと湿度が高くなり、まゆやひげがベタついて、感度が鈍るので顔を洗うのだとの説もあります。
船上の猫がソワソワすると嵐がくると信じられていたのも同じような理由からでしょう。
■地震予知もOK
猫は、大きな地震の前には狂ったように外に逃げ出そうとしたり、子猫を外に運ぶなどします。
これには、前触れのわずかな振動をキャッチする、地震の前に起こる静電気の急増に反応する、地球の磁場の変化を感じとる、などの説がありますが、いずれにしろ地震を予知できるのは確かなようです。
高橋ナツコ(ペットシッター)
猫がひげをピンと伸ばしているのは、嬉しいときです。
ひげを伸ばし、尾を立てて寄ってくるのは「遊ぼう」のサインと思ってください。
ひげを頬の方につけているのは、満腹になってうたた寝を始めようとしているときなどで満足の印です。
逆に顔いっぱいに広げているのは、少しの変化も見逃さないぞ、という表情で周りに気を配っている証拠です。
だらんと垂れているのは注目するものがなく退屈しているとき。
鼻より前方にひげを向けているのは警戒の印ですが、ネコジャラシなどで遊んでいるときも注意の方向として、ひげは顔の前にあります。
高橋ナツコ(ペットシッター)
キャリーの中ならそこへ、犬のベッドがあるならそこで休ませるようにします。
添い寝が定着している場合、やめた日の晩は少し騒ぐかもしれません。
しかし、ハウスの扉をしめて飼い主は無視してジッとがまんを。
ひとしきり騒いであきらめがつけば、犬もその状況を飲んでおとなしく休むはずです。
どうしても愛犬と同じ部屋で休みたい場合は、高ささえ気をつければ問題はありません。
飼い主はベッド、犬は床の上のハウスなどであれば、文字通り添い寝ではありませんからルール通りといえます。
高橋ナツコ(ペットシッター)
猫は物静かで穏やかな環境を好む動物です。
大きな音や大声は基本的に苦手です。
特に普段聞きなれない音や、急に立つ、などの突然の行動も猫をおびえさせます。
じっと見詰めたり、かまい過ぎるのもいけません。
見詰められると攻撃の前触れと勘違いすることがあるので、目が合ったら何気なく視線をそらしてあげましょう。
1日の3分の2は寝ている猫にとって、飼い主の気まぐれでかまわれるのはたまりません。
猫は、かまって欲しいときは自分からやってくるので、寝ているのを無理やり起こして抱いたりしないでください。
猫の嫌いな行動を知って、それを避けるのも、より良い共同生活のために大切なことです。
高橋ナツコ(ペットシッター)
耳や目、歯は猫が自分でグルーミングできない場所です。
あなたが十分に気をつけてやってください。
耳掃除は耳ダニの予防にもなるので月に一、二回はしてやります。
綿棒にオリーブオイルかベビーオイルをつけて軽くふき取るようにします。
猫の耳は奥の方でほぼ直角に曲がっているので鼓膜を傷つける心配はありませんが、あまり奥までしない方が無難です。
耳ダニがついてしまうと猫はとてもかゆがり、耳の裏側をかきむしったりします。
やはり、オイルをつけた綿棒でふいてやります。
病院でも耳ダニは除去してくれますが、病院に連れて行くのは猫にとっても飼い主にとっても一大事。
なるべくあなたの手でとってあげましょう。
高橋ナツコ(ペットシッター)
猫の体の手入れのグルーミングには、いろいろな意味があります。
猫はいつも自分で体をなめて汚れを落とし毛並みを美しく整えていますが、いくら柔軟な体をもっているとはいえ、舌の届かない所もあります。
この部分は飼い主が責任をもちます。
特に長毛種の場合は、自分だけの力で毛並みを美しく保つのは無理なので、飼い主の助けが必要です。
ブラッシングやシャンプーは、抜け毛を減らして毛球症を予防し部屋をきれいにしておくほか、猫の体に定期的に触れることで、健康状態のチェックや猫とのコミュニケーションもできます。
ブラッシングには血行をよくし皮膚の新陳代謝を盛んにする効果もあります。
最初はいやがるかもしれませんが、慣れれば猫にとっても必ず楽しい時間になるはずです。
高橋ナツコ(ペットシッター)
■公園などで遊ばせていると呼んでも戻らない
遊びに夢中になると、つい親の呼ぶ声も聞こえないのは、人間の子供と同じようです。
しかし、外国で目にした光景は、飼い主に呼ばれたら、置いて行かれたら大変とばかりに走り寄って行く犬ばかりでした。
公園で多くの犬が放れているにもかかわらず、犬達はひととおり挨拶がすむと、それぞれが自由にのんびりとしているのも日本の光景と違うところのようです。
日本の公園は狭いので、余計にゴタゴタと見えるのでしょうか、犬もすぐにお互い干渉しあってしつこく遊んでいるように見えてしまいます。
加減ということがあまり分からないのではないでしょうか。
興奮してくると、咬みつく犬まで出てきてしまいます。
興奮するといくら呼んでも聞かなくなりますので、このような場合はかなり厳しくしてかまいません。
しょうがないという顔をして見ている飼い主が多いようですが、飼い主の命令はどのような時でも聞けるように教えましょう。
高橋ナツコ(ペットシッター)
周期は6か月に1回ですが、まれに年1回の場合もあります。
ヒート時の注意としては、やはり一番はオスとの接触を避けること。
排卵日の時期だけ避ければいい、オスとじかに接触しなければ妊娠しないからいい、という意見もありますが、約1か月のヒート期間中はスタートから終了まで気をつけたいもの。
ヒート時のメスのにおいはかなり遠くにいるオスにも届くといわれ、じかに接触しなくても近くにいるオスを刺激してしまい、トラブルのもとになります。
追いかけまわされてかまれたり、ケンカに巻き込まれたりということがあるかもしれません。
また、目を離した隙に交尾する可能性もあり。
いったん、メスのにおいに気づいたオスをコントロールするのは一苦労です。
お互いにいやな思いをしないためにも、犬が多く集まる公園やドッグランを避け、散歩の時間帯のピークをずらすなど、周囲の犬への心配りも必要です。
高橋ナツコ(ペットシッター)
矯正方法は、ウンチが出るまさにその瞬間に、しかると同時に驚かせます。
犬を驚かせるには、大きな音を立てるのが効果的です。
こうすると犬はびっくりして排泄を中止するでしょう。
中止したら十分ほめてやり、してよい場所でさせるようにします。
なお、"まさにその瞬間"を逃がしてしまい、ウンチをしたあとに犬をしかってしまうのは厳禁です。
なぜなら、犬はなぜしかられているのか理解できず、矯正できないばかりか、飼い主に不信感を持つようになるからです。
ですから、"まさにその瞬間"がチャンスであることを忘れてはなりません。
高橋ナツコ(ペットシッター)