■ヘビをまねた猫
追い詰められると猫は尾を振って「シューッ」という声を出して相手を威嚇します。
実は、これはヘビのまねなのだそうです。
「シューッ」という声帯模写と、尾を使っての形態模写で相手に毒ヘビと錯覚させるのが本来の目的だそうですが、実際にどの程度の効果があるのかは調べようがない話です。
さらに、この説によると、猫が体を丸くして寝るのもヘビをまねるためだとか。
今の猫と違い、野生の猫は縞模様だったので、丸まっていると確かにヘビがとぐろを巻いているように見えたかもしれません。
■嗅覚は犬の勝ちですが...
視覚や聴覚は犬に優る猫も、嗅覚では人間の100万倍といわれる能力をもつ犬には太刀打ちできません。
それでも鼻の奥にあるにおいを感じる嗅野は約40面で人間の2倍あり、飼い主よりはずっと敏感です。
高橋ナツコ(ペットシッター)
遊びに夢中になっているところに行って、首輪を持ってすぐにリードを付けます。
この時は、だまったまま知らん顔をしながら行動します。
リードを伸ばして少し自由に遊ばせて油断をさせ、タイミングを見計らって「コイ!」と厳しく言いながら一気にリードを引きます。
さらにリードをゆるめて犬の行動を見ます。
遊んでもかまいませんから、一呼吸おいてからもう一度犬を呼んでみます。
すぐに手元にきたならすかさずほめてあげますが、来ないようならリードの先端で、犬のお尻をビシッと叩いてかまいません。
叩いたらすぐに「コイ!」と言って手元に引き寄せ、もう一度知らん顔をして無視し、わざと犬達の中に行くように仕向けてみます。
犬達のところへ行かなければ、「帰ろうネ」とでも優しく声をかけ、胸でも撫でてあげてほめて帰りましょう。
話し掛けることは飼い主を注目するようになりますので、無駄なことではありません。
高橋ナツコ(ペットシッター)
そのほかには、ヒート時の入浴に気をつけたいもの。
陰部が腫れていますので、ゴシゴシ洗うと炎症を起こしたり、細菌感染してしまうこともあります。
シャンプーの際は軽く流す程度にしておきましょう。
人のような痛みはないといわれていますが、倦怠感を見せるなど、精神的な変化を見せる犬もいます。
オスとの接触を避けるためにまったく散歩をさせないのもストレスになりますので、快適に過ごせるよう気を配りましょう。
まれに、ヒート終了から2か月後くらいに、受胎していないのに偽の妊娠をすることがあります。
その場合はお乳が大きくなり、母乳が出たりもします。
その際にかんだり地面にふれたりすると、バイ菌が入って乳腺炎を起こすこともあるので注意しましょう。
このような状態が毎回続き、精神的にも不安定になるようであれば、避妊手術を受けることも考えたほうがいいかもしれません。
高橋ナツコ(ペットシッター)
メスの発情期は一般に「ヒート」などと呼ばれます。
生後7か月~1歳半までには初めてのヒートを迎え、期間は約1か月。
ホルモンの分泌が盛んになり、陰部がふだんよりも膨らんできます。
その後2週間ほど出血があり、出血から数えて11~15日目が排卵日にあたります。
出血や分泌物は、普通は犬がなめてきれいにしますが、部屋を汚されたくないならば、犬用の生理パンツも市販されています。
出血量については個体差がありますが、年齢とともに少なくなることが多いようです。
ヒート終了の判断は、陰部の大きさで見ます。
ヒート時には陰部が大きく膨らんでいますが、終わるとふだんどおりの大きさに戻ります。
また、ヒートの開始日を記録しておき、約1か月程度たっているかどうかも判断材料にするとよいでしょう。
高橋ナツコ(ペットシッター)
おやつ(食べ物)は、犬にとってはとてもわかりやすい、現実的なごほうび。
トレーニングをするときは、「よくできた」ということを伝えるために、毎回食べ物をあげるのが効果的です。
犬のやる気もグンと違ってくるものです。
でも、覚えたあとは徐々に減らしていき、最終的には食べ物がなくてもできるようになるのが理想です。
覚えたあとも食べ物をあげていると、食べ物がないと言うことを聞かなくなる可能性が大。
「食べ物があればやる」という駆け引きが成立してしまうからです。
慣れてしまうと、意外に言うことを聞かない面も犬にはあることを知っておきましょう。
こうなってしまった場合は、食べ物を見せても指示に従わなかったとき、あえてあげないこともひとつの手です。
犬はこれまでの、『食べ物をくれるから言うことを聞く』という"ルール"がくずれたことに驚くはずです。
その2 につづく
高橋ナツコ(ペットシッター)
しつけは、基本の三つ、すなわち、「引き運動」「すわれ」「待て」を行うことから始めますが、あなたの犬には、チェーンカラーは必ず使うようにします(中にはスパイクつきの首輪が必要なものもいます)。
チェーンカラーは少しの力で犬の首にショックを与えられるので、女性が大きな犬や、活発すぎる犬など、力の強い犬をしつけるときに便利です。
チェーンカラーの目的は、弱い飼い主のあなたが、これまでと違って犬より力があって強いことを犬に示すものですから、つけ初めは思い切り引き綱を強く引くようにするのがコツです。
しつけがじょうずにできたら、うんとほめてやることも忘れてはなりません。
基本のしつけでうまくいかないときは、徹底して犬を無視し、食事をいつもの50~70%まで減らして、犬がどうしても人間に従わなければならない状況をつくります。
高橋ナツコ(ペットシッター)
飼い主をかんで手に負えません
ことし3才になった雑種のオス犬なのですが、体重が20㎏もあり、扱うだけでも女の手ではQ
力がいります。
最近は、私や娘をかんで手に負えません。
では、どうすればよいでしょうか。
しつけを行う以外に方法はありません。
飼い主をかむ犬は、飼い主の育て方に大きな原因があるのです。
つまり、犬の性格がもともと凶暴なためそうなったのではないのです。
この点をまず思い出してください。
本来、犬は群れの中で序列の世界に生きている動物で、力の強い犬に弱い犬が従う習性を持っています。
家庭で飼われる犬は、人間との生活の中でこの習性を発揮し、自分が家族の中でどの位置を占めているのか、常に見ています。
仔犬のときは体も小さく、力も弱いので、当然その序列は最下位です。
高橋ナツコ(ペットシッター)