ドライヤーの熱に注意(高橋ナツコ)

被毛の乾燥には、くれぐれも気をつけよう

短い距離からの熱風が目にあたると、犬はたちまち角膜炎を起こします。

特によく動く子犬は要注意です。

短毛犬の場合は、皮膚まで完全に乾かしたところで、この入浴後の仕上げは完了ですが、長毛犬の場合は、被毛にいくらかまだ湿り気が残っている段階でドライヤーを止め、ブラッシングをします。

犬の毛質に応じて、ピン・ブラシまたはスリッカー・ブラシを適宜に使い、全身の被毛を毛なみに沿って整えるわけです。

これがすんだら、次は仕上げのコーミングです。

このときのくしの使い方は、不ぞろいの毛癖を改めるつもりで、毛なみに沿ってすくくしに、これまでより少々強い力を加えます。

このコーミングが終わるころには、もう全身が完全に乾いています。

高橋ナツコ(ペットシッター)