2012年4月アーカイブ

皮フの病気(高橋ナツコ)

皮フ病をおこす原因はたくさんあります。

またいったん病気になり、それがこじれるとそれぞれ複雑に関係しあって、すぐにはよくならないことも多いのです。

しかも、どの皮フ病もその症状はよく似ていますから、よけいにやっかいです。

毛がぬけたり、フケが多くでたり、はげしいかゆみ、ひっかき傷や血膿がでたり、皮フの色が変わったりします。

ですから、少しでも皮フの状態がおかしいと気づいたら、早めにお医者さんに見てもらうことです。

原因としては、

(1)アカラス(毛のう虫)、カイセンダニ、ノミの寄生によるもの

(2)真菌(カビの一種)によるもの

(3)内分泌(ホルモン)の異常によるもの

(4)細菌などによるもの

(5)免疫機能の異常によるものなどがあげられます。

そこで飼い主の方は、

(1)皮フをいつも清潔にしておくこと

(2)長毛種は定期的に毛の手入れをすること

(3)正しい栄養食をつねに与えること

(4)ノミとり首輪やノミとり粉を定期的に使うこと

まずこの4つを心がけてください。

高橋ナツコ(ペットシッター)

犬の寄生虫(高橋ナツコ)

寄生虫でおこる病気も、回虫症、鉤虫症、鞭虫症、条虫症、コクシジウム症などさまざまあります。

これらの寄生虫が消化器管内に寄生し、発病します。

軽いものでは症状はあらわれませんが、逆に病気をおもくさせることが多いので、十分に注意しなければなりません。

症状としては食欲がへる、またよく食べるのにふとらない。

やせてくる。

ひどいものでは下痢や血便、嘔吐などの症状が見られます。

さらに重症になると、貧血をおこしたり脱水状態におちいり、死亡することさえあります。

下痢の原因もさまざまですが、寄生虫や原虫、吸収不良、腸性毒血症、膵機能不全による消化不良、潰瘍、腫瘍、ジステンパー、キャンビロバクター症、サルモネラ症、食物アレルギー、中毒、尿毒症などの病気があります。

「下痢をしたら、水も食事もやらないようにしている」という人もいますが、これは大間違いです。

このような処置は、脱水状態を進行させるので、たいへん危険です。

むしろこのような危険をおかすよりも、早くお医者さんに見てもらうことです。

下痢をした場合、家庭ではとりあえず食事の質について、次のようなことに気をくばりましょう。

(1)繊維質や脂肪をへらし、炭水化物も量をへらす。

また、良質のたんぱく質も少量とします。

(2)炭水化物を与えるときにはよく煮て与えます。

(3)糖分の多すぎるものは与えない。

がポイントです。

全肉タイプの犬の食品がでまわっていますが、こうした食品には、腸の働きを円滑にする粗繊維と各種の栄養のバランスを保つ栄養素が含まれていません。

そのために、腸の機能が低下し、肉が消化しきれないために、黒く悪臭の強い下痢便をします。

ですから、全肉タイプのドッグフードだけとか肉類を多量に与えないこと。

そのかわり、良質のドッグフードを与えるだけでも急速に腸の活動が正常に回復するはずです。

こうした病気では、肝臓もおかされます。

とくに子犬ではおそろしい低血糖症がおこりやすく、適切な治療と手あつい看護が必要になります。

しかし病気予防のためには、まず、根本を正さなければ改善されないということです。

高橋ナツコ

伝染性呼吸器病(高橋ナツコ)

ウイルスと細菌が原因でおこる伝染性呼吸器病です。

ちょうど人間のインフルエンザのようなもので、犬が集団生活する場所に多く発生します。

症状は、突然しつこいセキがでてきます。

軽症の場合は自然になおることもありますが、ふつうは治療を受けても長びくことが多く、重症の場合には気管支肺炎に進むことさえあります。

これを予防するには、病気にかかっている犬からの隔離が一番です。

欧米ではすでにワクチンで予防していますが、わが国ではまだ輸入されていません。

これもアメリカで問題にされている貿易摩擦の一因です。

一日も早くワクチンが使えるように、みなさんとともに努力したいものです。

日本動物病院協会では、先進国で開発され、すでに効果が確認されているワクチンの輸入許可が、1日も早くおりるように署名運動を行っていますので、ぜひともご協力ください。

高橋ナツコ(ペットシッター)
パルボウイルス感染症は、ウイルスのなかでももっとも小さいパルボウイルスによっておこる病気です。

猫をはじめ、他の哺乳類にも腸炎を発生させるいろいろなパルボウイルスがあります。

この病気はたいへん感染力が強く、ふつう激しい嘔吐にはじまり、トマトジュースのような下痢が何回も続きます。

そのために脱水と敗血症がおこって衰弱し、初期の手当てをあやまれば死に至ることも多く、たいへんこわい病気です。

さいわい、予防ワクチンが日本でも完成しており、この病気が予防できるようになりました。

ワクチンが全国的に使用されるようになってからは、ほとんど大きな発生は見られなくなりました。

しかしワクチンを接種していないものには、日本中のあちこちで発生していますから、油断はできません。

定期的な予防接種がぜひとも必要です。

不幸にして感染、発病した場合は、嘔吐や下痢がひんぱんにおきますから、できるだけ早く病院に連れていくことです。

様子を見てからでは手遅れです。

この病気の場合は最初の72時間がもっとも重要で、この間に強力に治療しなければなりません。

輸液療法の持続と適切な抗生物質を一定の間隔で投与することと、手あつい看護が必要です。

ところでこのウイルスは、一般の消毒薬ではまったく歯がたちません。

漂白剤として使用されているハイターなどが有効で、30倍にうすめて使用します。

高橋ナツコ(ペットシッター)

レプトスピラ症(高橋ナツコ)

レプトスピラ症とは、スピロへータという小さなラセン状をした病原菌の感染によっておこる、犬の伝染病です。

ふつうはねずみの尿からうつります。

症状は食欲がなくなり、元気もない、黄疸がでたり体のあちこちに点状や斑状の出血をおこすなどがあります。

最終的には腎炎により、尿毒症をおこして死ぬというこわい病気です。

仮に命をとりとめたとしても、尿のなかにスピロへータを排泄しますので、他の犬の感染源となります。

またこの病気は、狂犬病などと同じように、人間にも感染する可能性がありますので、注意が必要です。

感染経路はネズミの尿や、この病気にかかっている犬の尿ですが、身近にいる愛犬のためだけでなく、人間のためにも他の犬を病気から守るためにも、定期的に予防接種を受けることが大切です。

高橋ナツコ(ペットシッター)
どの品種を選ぶかは、犬を飼うに当たってもっとも大切なことです。

ただ顔がかわいいとか、スタイルがいいとかだけでは決められるものではありません。

かんじんなことは、飼う側にとってその犬が飼いやすいかどうかです。

ちなみに現在、世界の公認犬種は140種、公認されていない犬も含めますと、世界中の犬の種類は300種にものぼります。

このなかから、飼いやすい犬種を選ぶわけですが、そのポイントは、

(1)手入れがしやすいこと

(2)病気に強いこと

(3)性質のよさ

があげられます。

とりわけ手入れの面では、もっとも毛がぬけない犬種が室内犬としては理想だということになります。

その代表として、プードル(ミニチュア・プードル、トイ・プードル)があげられます。

逆にわた毛が多い犬種もあります。

シェパードやコリー、日本犬などは、毛のはえかわる時期にわた毛をとってやらなければなりません。

つまり、飼い主の手がかかることになります。

一般に小型犬ほど早熟であるということも知っておきたいことです。

さらに、大型犬よりも早く成犬になりますが、かえって寿命は大型犬より長いのです。

高橋ナツコ(ペットシッター)

肛門のう(高橋ナツコ)

犬やネコがスカンクと同様におしりからくさい液をだすことは、意外に知られていないようです。

犬やネコの肛門の両側には、一対の小さな袋があり、この袋を"肛門のう"といいます。

犬は興奮したり、危険を感じて緊張したりすると、この肛門のうからたいへん悪臭の強い液体をだします。

このとき、おしりを床などにこすりつけながら、前足だけで歩くような動作をしたり、おしりを気にしてイライラするようなら、この袋に液がたくさんにたまっているのです。

ときには細菌感染がおこり、肛門のうが化膿していたり、袋がすでにやぶれて、そのまわりに膿瘍ができたり、ひどいときにはその部分に穴があいていることもあります。

こうなると犬はたいへん痛がりますし、苦痛のためにかみついたりします。

大切なのはそうならないうちに、定期的に肛門のうをしぼってやることです。

しかしいちばんよい方法は、健康なうちに摘出手術を受けることです。

そうすれば一生安心ですので、ぜひお医者さんに相談してください。

犬を飼うためには、犬のからだのしくみをよく知っておくことです。

高橋ナツコ(ペットシッター)
昔から、犬が草を食べるのは、胸やけがするからとか、胃酸が多すぎるから、また寄生虫がいるからだといわれてきました。

しかし、これらはあまり正しいとはいえません。

では、犬はどんなときに草を食べるのでしょう。

(1)吐気があるとき。

(2)胃や腸が痛いとか、重苦しい、気持ちが悪いなどおなかに変化が生じたとき。

吐気があるときは、胃が悪かったり、腸から寄生虫が胃にあがってきたり、腸そのものが悪かったりするときですが、そのほかに、伝染病や肝臓病のために吐き気があるときなどもあります。
また、おなかに変わったことがあるときは、寄生虫がいたり、便秘だったり、胃が悪いとか、ガスが多すぎるということもあります。

ところで、犬が食べる草は長い草に限られています。

ここが馬や牛と違うところです。

犬は草そのものがほしいのではなく、長い草のようなものをおなかのなかへ入れたいのですから、ワラやなわ、布きれなどをのみこんでしまうこともあるわけです。

こんなときはお医者さんに相談して、原因をたしかめることです。

高橋ナツコ(ペットシッター)
人間はものを見るとき、もののすきまや小さな穴からのぞいたりします。

しかし、犬はすきまや穴に鼻を当てて、においでものをたしかめようとするのです。

つまり、犬は"鼻で物を見る"のです。

ものを確認する時、私たち人間は、目、耳、手、舌、鼻の順に使うものですが、犬は鼻、耳、目、舌、そして口の順で使っています。

なかでも鼻はいちばんの利き役、しかも犬は人間の何千倍、何万倍もかぎわける力をもっています。

実際に犬の鼻と人間の鼻のしくみを比べてみると、においをかぎわける場所が何倍も広く、神経もはるかに発達しています。

しかしおもしろいことに、草や花など、植物性のものにはあまり関心を示しません。

ところが動物性のにおいになると、それがほんのかすかなにおいでもおどろくほど敏感にかぎわけます。

高橋ナツコ(ペットシッター)

犬も夢をみる(高橋ナツコ)

外で犬を飼っている人たちにはよくわからないでしょうが、ねむっている犬が突然小さくほえたり、急に立ちあがったりすることがあります。

もちろんねむったままです。

こんなときは犬も夢を見ていて、おどろいたり、変わったことを感じたりしたときなのです。

部屋で飼っているかたは、よく注意してみてください。

動物心理学者の実験や研究でも、犬も夢を見ることを立証しています。

ですが、犬自身ではありませんから、どんな夢を見たかはわかっていません。

おそらく、犬たちのふだんのできごとなのでしょう。

というのも、何度もお話するように、犬も人間と同じように心や感情をもっているからです。

よく子どもが夢のなかでおしっこをして、目がさめてみると、本当におねしょをしていたということがあります。

たいへんめずらしいことではありますが、それと同じように犬もおねしょをしてしまうことがあります。

高橋ナツコ(ペットシッター)
世間では算数のできる犬とか字が読める犬、クイズができる犬などがしばしば話題になりますが、いくら犬が頭がいいといっても、犬にたし算やひき算はできません。

しかしそのように見えるのは、人間のわずかなサインをキャッチする能力があるからです。

ふつうの犬で4歳ぐらいの子どもの知能をもつといわれますが、知能のあり方が違うので人と比べてもあまり意味がありません。

しかし人間から見て「頭のいい犬」では、訓練しだいですばらしい盲導犬や警察犬、サーカスの犬も育つわけです。

その秘密は、もちまえの鋭い感覚にあります。

よく訓練された犬は、わずかなサインをみごとにキャッチして、そのとおりに行動します。

とはいえ、口もきけない動物たちを正しく教えて、しかもまわりに気づかれないようにサインを送る人間が、やはりいちばん賢いといえそうです。

高橋ナツコ(ペットシッター)

驚礪犬(高橋ナツコ)

会社や倉庫、工場などの夜間警備に使われているのが警備犬です。

大事なものをどろぼうなどから守っています。

ドーベルマン・ピンシェル、秋田犬、シェパード、ボクサー、エアデール・テリアなどが活躍しています。

高橋ナツコ(ペットシッター)

聴覚犬(高橋ナツコ)

するどい聴覚を利用して、耳の不自由な人のために、お湯のわく音、玄関前にいる人など、犬に聞こえる音を人に教えてくれる犬です。

シェットランド・シープドッグなどの小型の室内犬が活躍しています。

高橋ナツコ(ペットシッター)

救助犬(高橋ナツコ)

犬の鋭敏な嗅覚を活用して、遭難した人々を助けるのが救助犬です。

アルプスの救助犬と有名なセント・バーナード、おぼれた人を助けるニュー・ファウンドランドやシェパードなどです。

高橋ナツコ(ペットシッター)

軍用犬(高橋ナツコ)

第一次、第二次大戦では軍用犬が活躍したものですが、現在日本では、航空自衛隊の飛行場の周辺や弾薬庫の警備に使われています。

シェパード、ドーベルマンが活躍していますが、軍用犬だけははやくなくしたいものです。

高橋ナツコ(ペットシッター)
ペットのいる家庭を訪問し、犬や猫の世話を専門に行うペットシッターに、散歩やごはんの世話を受けるのもよい方法です。

慣れた家ですごせ、慣れた場所を散歩でき、人に話しかけてもらえるので、犬のストレスも多少は減るというもの。

家と愛犬を託すので、ペットシッターも、信頼できる会社(組織)や人を選ぶことが大切です。

愛犬との相性もあるので、1度会わせて愛犬が親しめるかどうか判断してから、依頼するといいでしょう。

高橋ナツコ(ペットシッター)
最近は日本にも、ペットと一緒に泊まれるホテルやペンションが増えてきました。

犬も飼い主と一緒に旅行できれば、これほどうれしいことはありません。

とはいえ、いつも一緒に旅行するわけにはいかず、致し方なくペットホテルのお世話になることもあります。

カンのいい犬は、飼い主が旅行のしたくを始めただけで、意気消沈してしまいます。

大好きな飼い主と離れ、退屈で慣れないにおいのなかで何日かすごさなくてはならないことを考えると、不安でたまりません。

内気な犬なら、宿泊中に食欲がなくなったり、下痢や便秘を起こすこともあります。

なかには、ヒステリー状態になる犬もいます。

飼い主が管理の悪いペットホテルを選んだりすれば、ノミや皮膚病などをうつされたりして、いやな思いをすることもあります。

愛犬にさびしい思いをさせるのですから、せめてよりよいペットホテルを選んであげたいもの。

実際に施設を視察してみて、環境の清潔さや従業員がどのくらい犬のことを知り、常に犬の様子を見ていてもらえるのかどうか、あらかじめチェックしておきましょう。

高橋ナツコ(ペットシッター)
まれに、モノマネ笑い、をする犬がいるといいます。

上を向いて口を開け、笑ったような表情をするのです。

犬仲間に向かって行うことはなく、人に対してだけ向けられる顔で、人の笑い顔をマネしているのではないかという人もいます。

モノマネ笑いの真実のほどはよくわかりませんが、人の行動をマネしてしまうことはあります。
たとえば、庭の穴掘りです。

飼い主が庭いじりで土を掘り返しているのを見ると、犬は自分もやっていいのだと思ってしまいます。

そのため、退屈しているときなどに、気持ちがつい穴掘りに向いてしまいます。

穴掘りをしてほしくなければ、庭いじりは愛犬が見ていないところですべきかもしれません。

高橋ナツコ(ペットシッター)
仲のいい犬同士が野原に集まっているときなど、一頭が特定の場所を一生懸命かぎまわっていると、他の犬も集まって同じようにかぎまわるということがよくあります。

あるいは一頭がすわると、他の犬もすわり始めるというように、犬は他の犬の行動やしぐさなどをよくマネします。

マネといっても、人間のように笑わせようとか、からかおうというわけではありません。

群れ全体で協同して生きている動物なので、他の犬と同じように行動しようとする意識が強いのです。

犬は子犬の頃は母犬の、そのあとは群れのリーダーや先輩たちの行動やしぐさをマネすることで、服従のサインをはじめとしたさまざまなボディランゲージを覚えていきます。

そのため、常に他の犬の様子を見ていて、その行動に同調する習慣ができています。

高橋ナツコ(ペットシッター)
飼い主の友人など、実際に家の中に入って来る来訪者に吠えることもありますが、なぜか新聞配達や郵便配達など、玄関や門の先まで来てすぐ帰る人が、犬の防衛本能のカモになりやすいもの。

これには、犬のちょっとした思いこみが関係しているようです。

配達の人は、新聞なり郵便なりをポストに入れるだけでいいので、すぐに引き返します。

そのため、たまたま犬が吠えたときに、配達人が引き返したとすると、犬は「自分が吠えて、ヤツを追い返してやった」と思いこんでしまうのです。

そしてこのときの、いやな相手がいなくなったということが、犬のよいごほうびとなってしまいます。

配達人は毎日やって来て、そのつどごほうびを得られるので、やがて恐怖心もなくなり、「来たら吠える」のが習慣になるというわけです。

高橋ナツコ(ペットシッター)
マンションによって決まりがあり、マンションやアパートのような住宅で動物を飼うときは、飼い主の責任がたいへん重いものになると考えなければなりません。

動物を飼うことで、近所の人に迷惑をかけないように心がけるようにしましょう。

犬嫌いな人にも好意を持たれるように、しっかりとしつけておきましょう。

犬が好きで犬を飼ったけれども、飼いはじめてから問題になったのでは、犬がみじめでかわいそうな思いをします。

無理をしてまで飼うことはやめましょう。

周囲の人から好感を持たれるように、しっかりとしつけをしておくことが大切です。

高橋ナツコ(ペットシッター)
愛犬が死んでしまったときは、登録した場所に"廃犬届"を提出します。

この手続きによって、畜犬登録は抹消されます。

交付された鑑札は、このとき返却します。

血統書のある犬が死亡したときは、血統書の裏側に死亡した年月日、所有していた人の住所、氏名を書いて、登録団体に送付します。

高橋ナツコ(ペットシッター)
登録の申請と予防接種を受けさせることは、飼い主の義務です。

これらは法律でも義務づけられているものです。

りっぱな飼い主であるためには、犬と心が通い合っているだけでなく、このような公的な手続きをしっかりとしなければなりません。
獣医師に「狂犬病予防接種」をしてもらい、その証明書を地方事務所へ持参して、「畜犬届」を出さなければなりません。

そのあとは、毎年4月ごろ、地方事務所から狂犬病予防接種の通知が届きますから、それに従って予防接種を受けるようにします。

これらのことは、飼い主の義務ですから、きちんと手続きをしなければなりません。

高橋ナツコ(ペットシッター)
費用は病院によって異なるが、オスは3~5万円ぐらい、メスは小・中型犬で4~5万円、大型犬で6~7万円ぐらい。

「去勢」という言葉を、オス犬に使うことがあります。

去勢することも、結果的には避妊することと同じなので、ここではオスの場合にも「避妊」という言葉を使いました。

犬を飼っている人の中には、「避妊手術」と聞くと、「赤ちゃんが産めなくなってかわいそう」と思う人がいるかもしれません。

しかし、これはあまりにも人間的な考えだと思います。

犬自身は「子どもが産めなくなった、寂しい」などとは思っていないはずです。

このようなときも、犬を擬人化しないようにしましょう。

高橋ナツコ(ペットシッター)
ここでは、犬の発情と避妊に対する考え方を述べます。

「動物は自然に生活させるのが一番だ」と避妊手術もせず、生まれた子犬の世話もできないようでは、飼い主としては失格です。

犬を飼ったならば、すべてに責任を持たなくてはなりません。

メスは、生後8か月ごろになると1回目の発情があります。

そのあとは、だいたい6か月ごとに発情期がきます。

8か月周期で発情期がくる場合もありますが、季節に関係はありません。

オスには決まった発情期はありません。

メスの発情のにおいで刺激を受けます。

犬を飼っていて、繁殖には使わないと決めている場合は、オス、メスどちらも避妊手術をすることをすすめます。

避妊手術をすれば、オスが発情期のメスを追いかけることはなくなります。

また、メスの場合は、出血することがなくなるので、部屋を汚すこともありません。

高橋ナツコ(ペットシッター)

投薬(高橋ナツコ)

犬に薬を与えるときは、必ず獣医師の指示に従うこと。

知識がないのに薬を与えてはいけない。

ノミが寄生していたら、犬にノミが寄生することがあります。

ノミがついて、かわいそうなくらい体をかき続けるときは、「ノミ取り粉」を犬の体じゅうに振りかけます。

少し多めに振りかけてから20分ぐらいすると、体の表面にノミが浮いてきまから、シャンプーでていねいに洗います。

そのあと、1週間おきにこのように手入れを2度行うと、ノミは退治できます。

高橋ナツコ(ペットシッター)



食事回数と量(高橋ナツコ)

食事を与える回数や量は、犬の年齢によって違います。

生後2か月までなら1回の量は少なめに、1日4、5回与えます。

生後2か月から3か月ごろまでは、1日に3、4回で、1回に与える量は、食べ終わって犬が座ったとき、後ろから見て胃の部分がふくれたようになっているのが適量といえます。

生後4か月を過ぎたら1日2回にします。

1回の量は、中型犬なら乾燥フードを250~300グラムと水をたっぷり与えます。

量については、運動量などを考慮して、量を増減するようにしてください。

ドッグフードを与えた場合、犬は食べ物を食器の外へ出すことはありません。

大きな肉のかたまりや、魚の頭などをドッグフードといっしょに与えた場合は、どうしても食器の外に出して食べることが多くなってしまいます。

高橋ナツコ(ペットシッター)

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