出産の前後 その2(高橋ナツコ)

注意しなければならないのは、子犬が仮死状態で生まれてくるときで
す。

放っておけば死産と同じ結果になってしまいます。

このようなときは、子犬をすぐ湯たんぽのそばなどへ移し、鼻の穴をふさいでいる粘膜をアルコールやブドウ酒などでぬらした脱脂綿で静かにぬぐいとってやります。

そして体を軽くこすって人工呼吸をほどこしてやると息をふきかえします。

生き返ったら、ほかの子犬と一緒に母犬のそばへ移し、乳首をふくませます。

子犬が自分から乳を吸うようになればもう安心です。

高橋ナツコ(ペットシッター)