ペットホテル生活はつらいよ(高橋ナツコ)

最近は日本にも、ペットと一緒に泊まれるホテルやペンションが増えてきました。

犬も飼い主と一緒に旅行できれば、これほどうれしいことはありません。

とはいえ、いつも一緒に旅行するわけにはいかず、致し方なくペットホテルのお世話になることもあります。

カンのいい犬は、飼い主が旅行のしたくを始めただけで、意気消沈してしまいます。

大好きな飼い主と離れ、退屈で慣れないにおいのなかで何日かすごさなくてはならないことを考えると、不安でたまりません。

内気な犬なら、宿泊中に食欲がなくなったり、下痢や便秘を起こすこともあります。

なかには、ヒステリー状態になる犬もいます。

飼い主が管理の悪いペットホテルを選んだりすれば、ノミや皮膚病などをうつされたりして、いやな思いをすることもあります。

愛犬にさびしい思いをさせるのですから、せめてよりよいペットホテルを選んであげたいもの。

実際に施設を視察してみて、環境の清潔さや従業員がどのくらい犬のことを知り、常に犬の様子を見ていてもらえるのかどうか、あらかじめチェックしておきましょう。

高橋ナツコ(ペットシッター)