以前の犬は、野獣として自然環境に適応した体位、つまり草木と同じように山野で生きていけるような体をしていましたので、わざわざ被毛をすいたり、入浴したり、または足のツメを切ったりなどの手入れは必要ではありませんでした。
獲物を追って、山野を駆け回っていれば、木の枝や草がブラシやくしの代わりになって、自然に被毛の手入れができました。
入浴も雨露にあたることで結構間に合いました。
さらに、足のツメに至っては、毎日歩いたり走ったりしていることで適当に摩滅し、伸び趙ぎて困る、物に引っかかって危険な
どという心配は全くありませんでした。
元来、犬とは以上のような野生動物だったのですが、これが家畜となってからは、まず生活環境が変わって、自然の手が借りられなくなりました。
人間の好みに任せての交配、繁殖法を重ねてきた結果、形態から性質まで変えられ、家畜の域を出て"ペッドと呼ばれているのが、現在の犬たちです。
この犬たちは、もう自力では生きていけません。
当然、自分自身の管理もできません。
例えば、シー・ズーの長い被毛は、自分ではとうてい始末できないので、主人や家族が手入れをしてやるよりないのです。
高橋ナツコ(ペットシッター)
獲物を追って、山野を駆け回っていれば、木の枝や草がブラシやくしの代わりになって、自然に被毛の手入れができました。
入浴も雨露にあたることで結構間に合いました。
さらに、足のツメに至っては、毎日歩いたり走ったりしていることで適当に摩滅し、伸び趙ぎて困る、物に引っかかって危険な
どという心配は全くありませんでした。
元来、犬とは以上のような野生動物だったのですが、これが家畜となってからは、まず生活環境が変わって、自然の手が借りられなくなりました。
人間の好みに任せての交配、繁殖法を重ねてきた結果、形態から性質まで変えられ、家畜の域を出て"ペッドと呼ばれているのが、現在の犬たちです。
この犬たちは、もう自力では生きていけません。
当然、自分自身の管理もできません。
例えば、シー・ズーの長い被毛は、自分ではとうてい始末できないので、主人や家族が手入れをしてやるよりないのです。
高橋ナツコ(ペットシッター)