むだぼえをしない(高橋ナツコ)

来客であっても、他人が近づくとほえる犬がいます。

これは、敵から主人や家を守る犬特有の警戒本能の表れなのです。

忠誠心の発揮で、相手が押し売りなどであったら、まことにたのもしい行為ですが、来客の場合は不都合です。

また、隣り近所には騒音となって迷惑をかけます。

この原始のままの犬の本能は、やはりしつけをして直さなければなりません。

これを正すには、むだぼえを始めた犬に近づき「ヨシ、わかった、ヤメ」と声をかけます。

中止したら、「ヨシヨシ」とほめ、体をなでてやります。

たいていの犬は、これを繰り返しているうちに、ほえなくなります。

それでもいうとこをきかない犬は、軽く打つ体罰を加えてしつけます。

高橋ナツコ(ペットシッター)