さわられても怒らない(高橋ナツコ)

わき腹・内またにさわられても怒らないようなら、警戒心を解いた証拠。

本能的に人になついている犬は、たいてい体のどこにさわられても平気でいますが、これにも例外があります。

人に触れ、痛い思いをしたなどの経験から、神経過敏になって、いやがる犬もいます。

こういう犬は、徐々に、やさしくなでて慣らしていきます。

慣らし方は、まず「ヨシヨシ」と声をかけて抱き上げ、頭から背中、腰にかけてなでることから始めます。

犬がなでられて喜ぶ個所は、ほかに耳のつけ根、胸、鼻筋、のどなどがあります。

反対に警戒する個所はわき腹と内またですが、ここに触れても怒らないようなら、もう体中どこにさわってもだいじょうぶです。

犬は、体にさわってくれることも、主人の愛情と感じるようになっているのです。

高橋ナツコ(ペットシッター)