水中訓練を始める時期(高橋ナツコ)

水には年が若ければ若いほどなれやすいものです。

ですから、なるべく幼犬の時代からしつけるように心掛けたいものです。

この訓練は、犬を水に恐れさせないことがかんじんですから、はじめは山野のきれいな小川の中や小池などの水の中へ犬をかかえて静かにつけます。

そうすると俗にいう犬かきで本能的に4本の足を動かして岸辺のほうへ泳いでいきます。

犬を不意に水中に投げ込んだり、いやがるのをむりやり引きずって水につけようとしますと、
水に対する恐怖心をもつばかりか、突然のことにあわてふためいて、水を飲んでおぼれてしまうことも起こりかねません。

いざというときに水を恐れさせないために、小池や小川の近くで犬の訓練をするなどして、水になれさせておくのもたいせつなことです。

高橋ナツコ(ペットシッター)