交配の適期と犬の管理 その2(高橋ナツコ)

散歩や運動中も、犬が逃げないようにして、他の犬と接触させないようにしてください。

よく交配に失敗したという例を聞きますが、これは、交配の時期が早すぎるか、あるいは遅すぎることに原因しているものが多いようです。

早すぎる時期とは、メス犬に発情期がきて、オス犬に向かって積極的に尻尾をあげ、誘い入れる姿勢をとりだしたときという説もありますが、これはいちがいに断定できるものではありません。

発情期は4日から12日くらい続きますから、その期間内で血のかたまりのような分泌物の出方がしだいに薄くなりかけたときが一番よいとされています。

また、この時期になると近づいてきたオス犬をメス犬から離すと、かえって追いかけようとします。

その時期が受胎率が一番よいともいわれます。

いずれにしても、適期がきたら、前から予定しておいた種オス犬のそばへ連れてきて、ゆっくり見合いをさせ、交配させるようにします。

高橋ナツコ(ペットシッター)