妊娠中の犬の管理 その2(高橋ナツコ)

あまり神経質に考えすぎて、犬舎から一歩も出さないというような過保護はかえって逆効果です。

運動不足になると、難産の恐れがあります。

妊娠中の食餌お腹の子が発育するにしたがって、母犬の食欲もだんだんと増してきます。

できるだけ栄養価の高い食餌を作ってやりましょう。

牛乳や卵黄、動物性の蛋白質、また便秘を防ぐために野菜も与えます。

お腹の子の発育のためには、カルシウム剤や骨粉、乾燥魚類を与えることも必要です。

総合ビタミン剤も効果があります。

食餌を与えるときは、回数をふやして一日に3~4回に分け、少しずつ与えるようにします。

子宮が大きくなっていますから、一時に多くの食餌を与えると、胃腸が圧迫されて苦しくなるのです。

高橋ナツコ(ペットシッター)