食べ物の「まて」(おあずけ)は百害あって一利なし その4(高橋ナツコ)

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犬にとって、餌はたとえ食べられなくても、遠くにあるよりは近くにある方がよいので、我慢するのです。

餌を前にして、何分間もよだれをたらして我慢している犬を見ていることが、飼い主にとって何のメリットになるのでしょうか。

餌を前にした「まて」をしつけるときに、飼い主にきつく叱られたり、叩かれたりして性格のゆがんだ犬は、一よし」の許可が出ると「さあ今度は自分の物だ、誰にも渡さないそ」といわんばかりに稔りながら餌を食べるようになります。

このとき、うっかり餌のそばに手を出そうものなら、ひどく噛みつかれることさえあり、このようなことから、蛭えた物を捻って渡さないという悪癖がついてしまうことにもなります。

高橋ナツコ(ペットシッター)

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