伝染性呼吸器病(高橋ナツコ)

ウイルスと細菌が原因でおこる伝染性呼吸器病です。

ちょうど人間のインフルエンザのようなもので、犬が集団生活する場所に多く発生します。

症状は、突然しつこいセキがでてきます。

軽症の場合は自然になおることもありますが、ふつうは治療を受けても長びくことが多く、重症の場合には気管支肺炎に進むことさえあります。

これを予防するには、病気にかかっている犬からの隔離が一番です。

欧米ではすでにワクチンで予防していますが、わが国ではまだ輸入されていません。

これもアメリカで問題にされている貿易摩擦の一因です。

一日も早くワクチンが使えるように、みなさんとともに努力したいものです。

日本動物病院協会では、先進国で開発され、すでに効果が確認されているワクチンの輸入許可が、1日も早くおりるように署名運動を行っていますので、ぜひともご協力ください。

高橋ナツコ(ペットシッター)