いろいろな病気の症状を示してくれる(高橋ナツコ)

「目は口ほどに物をいう」といわれますが、目は目だけの病気のほかに、内科的な病気やそのほかいろいろな病気の症状を示してくれるものです。

そこで、目の異常をすばやく察知することは大切です。

そのチェックポイントは、

(1)目(結膜の部分)が赤くなっている。

また黒目の部分(角膜)が白くなっているのも異常です。

(2)左右の瞳の大きさが異っていたら、どちらかの目が異常です。

(3)左右の瞳の色や虹彩の色がふだんと異っていたら、どちらかの目が異常です。

(4)たくさん目ヤニがでているのは異常です。

(5)涙があふれたり、目頭の毛が茶色くなっている目は異常です。

(6)目を開くことができず、しょぼしょぼしていて、前足で目をこするような場合は異常です。

(7)瞳が昼間白く見えたり、赤や青く見えるのは異常です。

(8)必要以上にまぶしがる目は異常です。

(9)まぶたにふれただけで痛がる目は異常です。

(10)物にぶつかるようなら、視力に異常があります。

の10項目をチェックしましょう。

目の病気といっても、結膜の病気から角膜の病気、網膜、虹彩や毛様体、視神経の病気などさまざまです。

その中には、一刻も早く治療しなければ盲目になってしまう、おそろしい視神経炎や緑内障などの病気まであります。

ですから飼い主は、そのひとつひとつの病気がどのような病気であるかを知るよりも、ここにあげた10のチェックポイントで、目に異常があるかどうかをすぐに知ることが大切です。

高橋ナツコ(ペットシッター)