雌犬の生理(高橋ナツコ)

一般的には、普段よりも大きくなった雌犬の外陰部に出血があり、雄犬の交尾を迎え得る状態になったことを、発情といいます。

雌犬がこの性成熟期に達するのは、犬種や個体によって異なりますが、だいたい小型犬で七~十か月、中・大型犬で入~十二か月です。

以後は、多くの場合、年に二回あります。

この発情期以外は、雌犬に雄犬を交配させる必要はありません。

これに対して、雄犬には発情期がないので、その雌犬が気に入ればいつでも応じられます。

一応、出血が発情の兆しになってはいますが、出血のない犬、すぐなめて片づけてしまう犬、または病気のための出血もありますので、この時期には、特別の注意が必要です。

高橋ナツコ(ペットシッター)