異物を誤って食べる(高橋ナツコ)

子犬時代には、手あたりしだいになんでも口にし、噛じったり、飲み込んで腸閉塞を起こすことがありますので、子犬の口のとどくところへはそのような物を置かないよう十分注意してください。

こういう行動は、退屈まぎれに、面白半分にやるものと、病的な行動と二通りありますから、よく観察して、どちらであるか見極める必要があります。

異嗜というのは病的な行動で、寄生虫症などでもあらわれることがありますが、寄生虫がいなくても、土を食べたり、壁を噛じったりすることがあります。

こうした行動は、ある程度、生理的欲求であると解釈される場合もあります。

すなわち、土などに含まれる微量のミネラルを補給しているのだという考え方です。

放置しておいても自然にしなくなることもありますが、あまり激しい場合には、一応獣医師に相談してみるとよいでしょう。

高橋ナツコ(ペットシッター)