爪の手入れ(高橋ナツコ)

犬の爪は常に運動させていれば、自然にすりへっていくものですが、犬の歩き方によって、また地面のやわらかい土地や室内で飼っているようなときは自然にはへりません。

伸びた爪をそのままにしておきますと、人や衣服を傷つけるばかりでなく、爪が横に曲がって伸び、足の裏を刺すのでかかとを開き、姿勢を悪くする原因となります。

運動の激しい作業犬以外は、爪を切ってやる必要があります。

爪を切る習慣は子犬のうちからつけておくことがかんじんで、おとなになってから切ろうとしてもいやがってうまくいきません。

爪を切るときは、犬用の爪切りバサミで爪先を切り、後はヤスリをかけて切り口を丸く整えます。

血管の通った生きた爪を切ると出血したり、そこからばいきんが入ることがありますから、十分に注意して切ってください。

高橋ナツコ(ペットシッター)