繁殖犬の選定 その2(高橋ナツコ)

繁殖に望もうとするのであれば子犬選びの段階から、計画的に始めるべきでしょう。

実際に、お産、子育てを経験したいと思う場合、どのような子犬を選ぶか悩むところです。

「いい犬とはどんなものだろうなどと考える必要はない、悪い犬を使わなければいい」とあるブリーダーは言いました。

言い得て妙です。

彼の犬舎には、確かに通常レベルをはるかに上回る犬達が、自由気ままに走り回っていました。

悪い犬がどんな犬かが分かれば、これほど簡単なブリーディングはないでしょう。

しかし、それが分かるようになるほど難しいことはないのです。

長年経験を積んで、膨大な知識と経験を蓄積してもなお、悩み続けているブリーダーがほとんどです。

高橋ナツコ(ペットシッター)