ひとつひとつマスターさせていく(高橋ナツコ)

育った環境もちがい、訓練開始の時期も生後六週間目から四歳までと、さまざまな犬たちをトレーナーは、訓練しなくてはなりません。

聴導犬のような、年齢層の広い、そして悲しい体験をした犬たちはどうやって訓練されるのでしょう。

訓練士のウェンディ・スタッフォードさんに、いくつかの訓練の基本をあげてもらいました。

「一度にいくつものことを教えず、ひとつひとつマスターさせていく」、「覚えるまで何度でも同じ訓練をくり返す」、そして、「できたら、必ずその場でほめる」ということです。

協会から発行された会報誌には、今までの軍隊のような古いトレーニングを否定し、「体罰」の無意味さが書かれています。

その反対に、協会がこれまで行った二一四頭の成功例をもとに、「ほめる」訓練方法がどれほど効果的で、犬たちのやる気を高めるかを強調しているのでした。

高橋ナツコ(ペットシッター)

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