2016年1月アーカイブ

犬の被毛

犬の被毛は、上毛と下毛とから成っています。

上毛は、体の表面を覆っている毛で、人の上着のようなものです。

したがって、毛つやが悪いとか良いとかは、この上毛を言います。

これには、大別してコリーなどの長毛と、ドーベルマンなどの短毛と二種類があります。

下毛は、綿毛とも言い、肌に密着して生えている毛です。

上毛の下にあって目立ちませんが、体温と皮膚とを保護している大事な毛です。

さて、この被毛のつやが悪くなる原因には、(1)手入れ不良(2)寄生虫の影響(3)病気の三点が考えられます。

したがって、毎日の手入れを怠りなくすることです。

(2)と(3)については、獣医師の指示を受けてください。

高橋ナツコ(ペットシッター)
毛玉はちょっと被毛の手入れを怠ると、すぐ所々にできます。

ブラッシングやコーミングをしていて、これを見つけたら、ブラシやくしをいったんおき、両手で毛玉を裂くようにし、もつれている毛を細かくときほぐします。

フェルト状になった毛玉は、植え込みぐしをペンを持つように、親指、人さし指、中指で支え、くしの末端の歯1,2本を使って根気よくほぐします。

これをしないで、いきなりくしですきますと、被毛のみならず皮膚を傷つけます。

短気を起こして切り取ると、あとがハゲたようになって醜いので、面倒でも愛情をもって手を尽くしましょう。

市販品に、毛玉をほぐしやすくする専用ローションもあります。

高橋ナツコ(ペットシッター)

犬のおしり

犬の肛門付近には、異臭を放つ分泌物をためておく肛門のうがあります。

イタチやスカンクは、敵に遭うと、この強烈な悪臭を毒ガスのように発射して身を守りますが、犬も特別の恐怖に襲われると、この異臭を漏ちすことがあります。

このような器官があって、よけい不潔になりがちな犬のおしりですから、常に気をつけていなければなりません。

犬のおしりは、定期的に蒸しタオルなどでふいてやり、清潔保持に努めます。

便が柔らか過ぎたり、下痢をしたりすると、便の一部が肛門の周囲に付着します。

高橋ナツコ(ペットシッター)