人間と目を合わせる「アイコンタクト」は、もともと犬には苦手なこと。
目を見続けるということは通常はにらみ合うケースが多く、過度の緊張とストレスがかかります。
そのアイコンタクトを、叱られるときに繰り返していたらどうなるでしょう。
人間と視線を合わせることが大嫌いな犬になってしまいます。
もちろんアイコンタクトは、飼い主の言うことに集中してもらいたいときに必要ですが、訓練のときなどに、犬が喜んでするようにしたいもの。
叱るときは、視線を合わせることよりも、タイミングのほうが重要です。
たとえばいけないことをしている犬が、ふとこちらを向いたときにパッと厳しく声を発する。
そしてやめたら間髪を入れずにほめる。
高橋ナツコ(ペットシッター)